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オンラインサロンの基礎知識

今人気のオンラインサロンについてまとめました。

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オンラインサロンとは

オンラインサロン」とは、月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティの総称です。 作家、実業家、アスリート、ブロガー等、専門的な知識を持っていたり、ある分野で優れたスキルや経験を持つ個人、又は複数のメンバーが主宰者となり運営しています。

 

 

活動内容

オンラインサロンに入会すると、Facebookの非公開グループ会員限定の交流サイトなどを見ることができるようになります。また、主催者によるコラムの投稿があったり、イベントの告知があるなど、連絡掲示板として活用されたり、主催者又は会員同士で直接コミュニケーションをとることができるようになります。

 

 

種類

オンラインサロンの種類はざっくりいうと4つに分けられます。

 

有名人型

有名人が主催者となって作られているサロンです。ただ、主催者により内容は全く違うものになっています。
また、有名人型のサロンは、非常に人気があるためすぐに定員が埋まってしまうことが多く、また会費も高額であることが多いです。
しかし、有名人ならではの人脈や、スキル・技術、経験なども深く多くのことを学ぶことができるため、得られるものは非常に多いです。
オフ会と呼ばれる、人を集めて何かイベントをするような会も開催されることもあります。

 

学習型

参加者が学ぶことができるサロンです。実際に役立つ知識を定期的にコンテンツとして提供していくものが多いです。動画の投稿があったり、場合によっては主催者がオンライン上でフィードバックをしてくれます。

有名人でなくても、何かを極めた人が独自にコンテンツを発信していることが多い分野と言えるでしょう。学習型はビジネス系、資格系、一般教養系により細かい類型に分けることができます。
主催者が提供するコンテンツから今の仕事にいかすことができ、キャリアアップにもつながるビジネススキルを身に着けることができるサロンです。
また、参加者に強い目的意識があることが多く、しっかりとしたサービスを提供してくれるものが多いです。
学習型の会費については、
ビジネス系だと月額1,500~8,000円、資格系は月額3,000円、一般教養系は月額5,000~15,000円が主流となっています。
オフ会はかなり積極的に行われています。

 

相談室型

主にカウンセリングなどを行うサロンです。主催者と共に人生の悩みなどを乗り越えていく、共感型のサロンといえるでしょう。
とくに、恋愛系(結婚系)のサロンは、とても多いです。
また、ベンチャー企業の社長たちが集まるサロンや、SEたちが集まるサロン、あるいは中小企業の社長や店長が集まるサロンなどもあります。
これは参加者同士の交流や情報交換を軸にしており、ここでの関わりがビジネスチャンスにつながるようなビジネスマン向けのサロンといえます。
相談室型のオンラインサロンの会費は、そこまで高くありません。月額 500~2,000円程度が主流となっています。
オフ会といったものは、相談室型ではあまり開かれません。

 

参加するメリット

・専門的な知識を持った普段接する機会が少ないカリスマ的な主宰者と気軽に双方向のコミュニケーションをとることができます。


・世間にはオープンにしていない主宰者の本音や、閉鎖的なの空間だからこそ話せる情報や裏話などを聞くことができます。


・オンラインサロン主宰者の投稿に意見を述べたり、質問や相談を投げかけたりと主宰者と気軽に交流ができます。


・閉鎖的なコミュニティであり、基本的にオンラインサロン内の内容を外部へ流出させることは禁じられている為、意見が異なる人やアンチユーザーによる炎上リスクが小さく安心して主催者・参加者との多方向のコミュニケーションをとることができます。

 

・趣味嗜好が近しい他の参加者と気軽に交流することができる。特にオフ会では参加者同士の交流が盛んになるようです。


・参加者が主体的にイベントを実施することでビジネスが生まれる事があります。


・WEB上という事もあり、居住地に関係なく容易に参加する事ができます。

 

参加における注意点(トラブル回避)

・月額の会費は払っているのに対価に見合うサービスが提供されないことがあるようです。オンラインサロンの中には、7~30日ほどの無料お試し期間があるものもあるので、できるだけお試し期間のあるサロンに入会したほうがいいかもしれません。

 

・オンラインサロンでは、女性の参加者に男性の参加者からサロンの内容とは全く関係ないデートの誘いメッセージが届くことがあるようです。通常は主催者がこのような迷惑行為に対応してくれるようですが、対応してくれない主催者もいるようです。このような場合、すぐにオンラインサロンのプラットフォーム管理者*1消費者ホットライン*2に連絡して、解決を促しましょう。

 

・オンラインサロンの中では参加者は主催者の仕事を手伝わせてもらえることがあるようです。主催者が有名人のような場合は間近で彼らの仕事が見れるので、対価はもらえなくても参加者にとってうれしいことだと思いますが、これも行き過ぎると参加者は自分がお金を払っているのにただ働きをさせられている状態につながりかねません。このような状況に陥らないように参加者は主催者との適切な距離感を保ったほうがいいです。また、このような場合、すぐにオンラインサロンのプラットフォーム管理者か消費者ホットラインに連絡して、解決を促しましょう。

 

・上記のようなトラブルに巻き込まれないようにするため、サロンに入会するときは、会員や周りの友人・知人の意見を聞き、サロンの内容・実態をできる限り調べ自分が納得したうえで自分の生活やニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

*1:オンラインサロンの主催者と利用者を結びつけるサービスですを提供する会社

*2:

https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/