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パブリックスピーキングの基礎知識

プレゼン発表に用いるパブリックスピーキングについてまとめてみました。

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パブリックスピーキングとは

パブリックスピーキング」とはプレゼンなどを公の場で話すことをいいます。

 

 

パブリックスピーキング習得のメリット

パブリックスピーキングを取得できると以下のメリットが得られます。

  • 人を感動させられるようになる。
  • 原稿を覚える時間が短くなる。
  • リーダーとして堂々と振る舞うことができる。

 

パブリックスピーキングのコツ

パブリックスピーキングは以下のそれぞれの段階で準備していきます。

  1. 準備段階
  2. スライド資料の作成段階
  3. プレゼン段階

 

準備段階

準備段階では以下のことに注意する必要があります。

  • プレゼン資料作成前にストーリーを準備
  • 三部構成で作成
  • 聴き手への「つかみ」を設定
  • 結論を先に言う
  • 具体例・ユーモアを交える
  • 感情に訴える 
  • 本音で主張する
プレゼン資料作成前にストーリーを準備

プレゼン資料を作る前に、伝えるべきストーリーを準備しましょう。
慎重にストーリーを組み立てることができれば、聴衆に大きな影響を与えることができます。

三部構成で作成

ストーリーを①「設定」、②「対立」、③「解決」の三部で構成しましょう。

具体的には、①「なぜ関心を持つべきなのか」、②「そのアイデア/製品で暮らしがどう変わるのか」、③「どんなアクションを取るべきなのか」を順番に沿って、聴衆の疑問とその答えを提示すると、聴衆により関心を持たせることができます。

 

また、聴衆は集中力を長く保つため、または興味や理解度を高く保つために、構成を区切ったほうがいいです。

聴き手への「つかみ」を設定

多くの聴き手がテーマに親近感を持てるよう最初に「つかみ」を設定しましょう。その「つかみ」の役割を持たせるための手法は以下のものが挙げられます。

 

(1)プレゼンを参加型にする

聴衆に挙手させることによって、プレゼンを参加型にします。これにより聴き手は講演内容を当事者として聴くことができるようになります。

 

(2)比喩を用いる

講演のテーマが難しくても、初めに親しみのあるテーマに置き換えて話すことで、「なるほど」と思えるタイミングを講演の序盤に持ってくることができます。

結論を先に言う

話の本題に入る前に、「講演から得られる学び」を話しましょう。聴衆は結論を先に聞けた方が、傾聴するモチベーションが生まれやすくなるからです。また、講演の最後に同じ結論が再び出てくれば、プレゼンの収まりが良くなります。

具体例・ユーモアを交える

具体例やユーモアを取り入れましょう。抽象的な説明は小難しく硬い印象になりがちですので、具体的な例は聴衆の興味をより引くことになります。

感情に訴える

理論だけでは人を動かすことはできません。プレゼンテーションの内容が、単なる「事実」を伝えるだけのものに終始しないようにし、聴衆の感情を呼び起こすような内容にしましょう。
感情的な出来事は、聴衆に長く正確に記憶に残るものだからです。

本音で主張する

人は上辺だけであったり、形式的なことしか話さないと、人間は本能的にわかります。
嘘や建前などではなく、本音で話すしましょう。そうすれば、聴衆にきちんと心から伝わります。

 

スライド資料の作成段階

スライドの作成段階では以下のことに注意する必要があります。

  • 画像を使う
  • 箇条書きを使わない
画像を使う

スライドには画像を使用しましょう。

人間は言葉で示された情報よりも画像で示された情報のほうが記憶しやすく思い出しやすいからです。

 

箇条書きを使わない

箇条書きを使うのはやめましょう。

箇条書きにするということは、〈ここはメモしておいてくださいね、でも今は考えてなくていいですよ〉と言っているのと同じだからです。

重要な情報を伝えるのに、箇条書きを用いるのは最も効果が低い方法です。

 

プレゼン段階

プレゼン段階では以下のことに注意する必要があります。

  • 分かりやすい言葉を使う
  • 話し手の立ち振る舞い
  • リハーサルを繰り返す
分かりやすい言葉を使う

雑な言い回しや技術的なデータ、バズワード、業界用語などは避けて、シンプルでダイレクトな分かりやすい言葉を使いましょう。

具体的には、理解しやすく、覚えやすく、そしてツイートしやすい言葉を使いましょう。また頻繁に比喩を用い、単なる数字を説明するのではなく意味付けをしましょう(例えばiPodであれば「容量5GB」という代わりに「1000曲をポケットに」と表現する)。 

話し手の立ち振る舞い

以下に効果的な話し手の立ち振る舞いとして以下のものが挙げられます。

 

(1)大きな声で元気よく

会場の反対側の壁まで届く音量で話しましょう。声が小さいと、聞き取ろうとすることに労力がかかってしまって、理解に集中できないからです。

 

(2)速すぎず、遅すぎず、緩急をつける

緩急をつけて話しましょう。長時間に渡って速すぎる喋りや遅すぎる喋りについていこうとすると、ストレスにつながり、一本調子だと飽きがくるからです。

 

(3)文は短く、シンプルに

講演中、全ての文をシンプルにまとめるのは至難の業です。

しかし、一番重要な点だけでも簡潔に述べて、その直後に間を空ける、といった喋り方をしましょう。聴き手側に伝えたいメッセージが浸透しやすくなるからです。

 

(4)聴き手とアイコンタクト

聴衆の中から、誰でもいいので目を合わせてくれる人を探して、見つめながら重要な点を言ってみましょう。

周りの他の聴き手は「次は自分かもしれない」と思い、一生懸命聴いてくれるようになるからです。

 

(5)自信を持つ

姿勢がよく、ジェスチャーも大きくしましょう。

自信があるように映り、説得力が増すからです。

リハーサルを繰り返す

いくら素晴らしい発表内容、プレゼン資料を作成したとしても、発表で聴衆に主張を理解させることができなければ、何の意味もありません。

リハーサルを繰り返し、修正調整を繰り返し、発表時にはその時点で最高のプレゼンになるように準備しましょう。